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自然の家ブログ

ハウチワカエデノ残骸

今日は全国的に10月下旬の気温で風もなく暖かい日です
ほとんどの落葉樹が葉を落として冬支度が順調に進んでいます
そんな中 ハウチワカエデノの木はちぢれてごみくずのようになった葉っぱがたくさん枝にしがみついていて 大きな木全体がまるで幽霊のような姿をさらしていました
最後の力をふりしぼってめいっぱい抵抗しているのかと思うといじらいのか凄まじいのか どっちなのだろうとしばらく見上げてしまいます
潔く散ることは日本人には理解しやすいのでしょうが 最後まであきらめず闘うのはそれはそれであっぱれです
人として生きるすべとしてはどちらが正解なのでしょうねぇ~
きっと最後まであきらめられないのが人なのでしょう
枯れた林の中ではアカゲラのキョッキョッという声が聞こえます
カメラにおさめたいのですが木から木に飛び回ってなかなかじっと止まってはくれません

静かな人の少ない森ではこの時期になると この秋飛来したばかりのツグミが大きな群れを作って集団で移動しています
臆病なのか少しの動きや少しの物音でもいっせいに飛び立ちます
その群れに交錯するように少し大きめのひときわ目立つきれいな鳥が混じっていることがあります
カケスです 地面に降りて落ちたまつぼっくりなどの木の実を拾っているようです この時期はカケスも数羽の集団で行動しています 家族なのでしょうか? 姿形は本当に美しいのですが 声はぎゃあぎゃあとうるさいのです
高山に住むホシガラスとともに鳴き声はお世辞にも美声とはいいがたい残念な鳴き声です
こうして森が枯れていくと鳥を見つけやすいというちょっといい点も生まれます

一陣の風が吹いて枯れ葉が宙を舞っていきました はらはら・・はらはら・・・

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